「発達障害がある」と言われたら
【お子さんには障害があるかもしれません】
・・・・・と言われると お母さん方の反応は、
少し安心する人と、パニックになる人、ふたつに分かれます。
私は、たくさんの子どもたちを見てきて、発達障害が、あるかもしれない。この子は「アスペルガー」的傾向があるかもしれない。
などと、心配することが多々あります。
だけど、問題点は
その子に発達障害があるかどうか(個性とみなしてよいレベルかどうか)と同じぐらい、
「母親にどう伝えるか」あるいは
「伝えないか」という判断です。
「ああ、そうなんだ、この子が、ほかの子たちと違う行動をするし、学校で問題行動を起こすのは、発達に障害があるからなのね」
と納得して少し安心する人もあれば
「これからどうしたらいいの!!!」とパニックになってこれからの子育てに悪い影響が出ることもあるかもしれないからです。
私は精神科医でもないし、そのような重大な判断を下すことは非常に難しいです。
一番大切なのは、その子のこれからの発達と将来の幸せを考えることです。
ですから、母親との人間関係を築くことが最重要課題だと考えています。
大事なのは「過去」ではなく
「これからどうしていくか」なのだと思います。悩みのあるお母様は
「信頼できる人」を選んで相談するのがいいと思いますよ
【専門性と信頼性とは、必ずしも一致しない】
究極、母親の心が落ち着いて、幸せな気持ちになって子供に対して優しく、理解をもって接することができるようになるのであれば、相談相手は、「お隣のおばあちゃん」でもいいわけです。
いくら専門知識がたくさんあっても、苦しいお母さんの気持ちのひとかけらもわかってあげられないのであれば、あんまりいい結果が得られないのかな、と思います。
