まさか我が子が死ぬなんて

まさか我が子が死ぬなんて・・・・

 

誰も思ってないですよね。

 

最近でもときどきニュースになる

「死にたい」という若い子にSNSで知り合って

ほんとにその子のためを思っているのかどうかはわからないけれど

何年か前、

男友達に「殺して」って頼んで死んでしまった高3の女の子は
「自分なんて生きる価値がない」と話していたそうですね。

自己肯定感は「自分は生きる価値がある」と信じられる気持ち
です。

人間として生きる上で一番大切なものだと思います。

コンビニ・ゲーム・SNSでの人とのつながり・・・・

何でもが不自由なく簡単に手にはいっているように
思える最近の子供たちの中には、

自己肯定感が低い人が
多いと言われています。

 

生きている価値がない・・・と思ってしまったら
死にたくなりますよね。

うつ症状をもっている、またはうつ病にかかっている
子どもたちは、もしかしてほんとに「死んで」しまうかも
しれない。

事実、自殺してしまう子が、いるんです。

通信制高校を経営しているので、

本校の先生とよく相談をします。

 

「居場所を見つけて、自己肯定感を見いださないと体裁だけの高校を卒業しても、自殺してしまう子が少なからずいる。

だから高校は、単位だけ取れればいいんじゃない。先生との信頼関係が一番大切なんだ」と、その先生はいつも力説しています。

苦しんでいる子供。
ボタンひとつの掛け違えで、もしかして最悪の事態になってしまうかもしれない。

未来を担う子どもたちと接する責任の重さを今更ながら感じたのでした。

子どもたちが苦しむ理由が
すべて親のせいだと言っているのではありません。

 

だけど、まさか自分の子に限って死んだりしないと思っているから、

言葉は違っても

「お母さんのいう通りにしなさい」
「挫折は許しませんよ」
「お母さんの敷いたレールを歩きなさい」

「あなたの幸せを思っているのよ」
「ちょっとぐらいがまんしなさい」

 

と、一人の人間の存在をふみにじっているのでは
ないでしょうか・・・・・・

自分がだーいすきで、自分がやめられなくて
毎日が楽しい、やりたいことをやってる、それが人としてあるべき姿でしょう。

「学校なんかいかない」と意思表示、または行動でサインを出せているこどもはまだ、救われるのかもしれません。