子どもをだめにする母親の口癖その2
その2は「疑問詞を使って叱る」です!
「どうしてあなたはちゃんとできないの・・・・・」
「いつからあなたはそんな子になったの・・・・」
「誰がそんなことしろと言ったの・・・・・」
「何がしたくてそんなことをするの・・・・」
「何度言ったらわかるの・・・・」
「いつになったら勉強始めるの・・・・」
「すぐやるって言ったのは誰??」
「どうしたらやる氣になってくれるの?」
等々・・・・・・・
でるわ、でるわの疑問詞のオンパレード!
疑問詞がいけない理由は大きく2つあります。
まずその1
脳の働きを研究している有名な茂木健一郎先生や、「勝つための脳」を著
して北京オリンピックで日本の水泳チームを勝利に導いた林成之先生らによると
「脳は答えを探すのが好き!!」です。
クイズやなぞなぞ、問題が大好きで、答えを出そうといつもがんばっちゃうそうです。
みなさんも「さて、ここで問題です」と言われると、どうでもいいようなこと、必死で考えますよね。
「どうしてあなたはそうお馬鹿なの?」と質問されると
(言ったほうは質問をしているのではなく責めているだけですが)
脳は無意識に答えを探し始め、結局は「お馬鹿な自分」を見つけ、納得するように働きます。
ということはお馬鹿になっちゃうわけ。
もうひとつは、さきほどもふれましたが、
疑問詞を使ってはいるけれど、それは疑問に思っているわけではなく、
ただ相手を「責めて」いるだけで、はっきり言ってそれは叱っているのではなく「愚痴を言っているだけ」だから。
愚痴を言う弊害についてはまた違った角度から、おもしろい話をしたいと思いますのでご期待あれ。
だけど「言わずにはおれないのよ!!!」というおおかたのお母さんのために、
「愚痴は私がききますよ」と言っているのです。
子供に言ってはなりませぬ。
叱ること、と愚痴をこぼすこととは天と地ほども違うのです。
