45分の授業の中で大切なのは何分?(先生向け)

私が、いつも心に留めていることのひとつに、
「成績を上げるのは、マインドであって、知識量
そのものではない!」
ということ。
人間は感情の生き物。
生き方、その瞬間幸せにいられるかどうか、
自分を向上させていけるかどうかは
すべてはマインド(心)が決めること。
たとえば・・・・・
小学校の授業が45分あります。
A先生は、45分間、一分の休みもなく
気を抜かず、
たとえば
「円の直径に3.14をかけたら
円の周りの長さになるんですよ・・・」
と、唱え続ける。
「よしこちゃん、わかったね、言ってごらん、そうそう。
じゃあ、ひろしくん。言ってみてごらん。そうそう
わかったね」と
こどもたち全員に言わせてわからせる。
B先生は
45分の授業の間じゅう、
自分が失敗した話を続ける。
たとえば、電車の中でおなかが痛くなり
がまんできずに、少し出てしまったとか。笑
ズボンの前を開けたまま、デートに出かけてしまった
とか。
バイクで電信柱に激突した話とか。
そして最後の5分で
「円の周りの長さの計算はな、
実はな・・・・・・
直径の長さに3.14を掛け算したら
わかるんだな、これが・・・・」
たった一度だけ、言う。
極端かもしれないけど、
B先生が教えた子供たちが、
テストで悪い点をとってしまうかというと
全然、そうじゃない。
私の想像では、
子供たちはB先生に教えてもらったことのほうを
よく覚えている。
45分をどう使うか。
教師の力量が問われている。