読んでもらえる志願理由書を書こう 3

私がなぜ「読んでもらえる」とあえてタイトルにしたのか、というと

ほとんどの場合で(たぶん)試験官の先生は、興味をそそられないような志願理由書は、「読まない」と思うんです笑

 

とりあえず点数つけなくてはいけないから、字面をなぞることはすると思うのですが、「はいはい、そういうことね」という対応になっているに違いありません。

 

「お!?そうなのか、もっと君のことを聞かせてくれ!」と思ってもらえるには、コツがあるということですね。

 

 

ということでパート3です。

 

パート3では(締めくくりの部分ですよ)
過去から現在に至るあなたの物語を語ったあと、

「だから、私はこういう夢を語っていいのです!」
という立場で、自由におおらかに夢を語ってください。

 

だけど、ここにもまだまだ課題は積まれています。

 

「きみの夢はよーくわかったよ、だけど、どうしてうちの大学でなければならないんだい??」

という試験官の心の叫びに答えてあげてください。

 

「だから、貴学(または大学の名前)で、こういう勉強がしたい、これを学びたい」という熱意を語ってください。

 

これは、大学のパンフレットを何十回も熟読し、気になるところをチェックし、どの授業、どの教授、どの研究室・・・・と細かいところまで決めてください。

 

 

そうです、もう入学してその大学の生徒になったつもりで決めてしまうのです。

 

「貴学は、経営学において、とくに消費者心理に根ざしたマーケット論を学ぶ授業が多い」

 

「貴学は仏教の教えを建学の理念とし、禅の心を現代教育に生かしている。私はぜひそのキャンパスで人生の師となる先生方と出会い・・・・」

 

こういう生き方をしてこんな夢を持っている私が、学ぶ場所は、そこなんです、あなたの大学なんです!!と訴えましょう。

 

 

多少のよいしょも必要ですから、大学の理念とか、学長の挨拶とか、求められる学生像・・・みたいなところを何度も読んで、必ずひとことふたことを盛り込みましょう。

 

そして、最後に、もう一度自分の意気込みを語りましょう(未来)。

 

「入学後は△×に関する研究室に入り、◎×も学びたい。そして海外ABC大学への留学、大学院への進学も念頭におき、勉学に励み、自分の夢を実現したい」

 

 

言葉のあやですが、大学院への進学をほのめかすことは多くの場合で、○です。

 

どの大学も生徒数の減少には頭を痛めており、大学院の生徒数を充実させようとしているところです、

 

また、深く学問を追究しようという心意気も伝えることができます。

 

 

どうですか?400字なんて、あっという間にできてしまうでしょう?

 

 

このパターンはあくまでもひとつの「型」ですから、
これにこだわらないで自由に書くのもありだと思います。とにかく書き始めましょう。